天声手帳

話題のニュースや身近な事件で感じた事です

はじめるのが遅すぎたかな

今週のお題「私がブログを書く理由」

3月で会社をリタイアして、次に何をしようかとずっと前から考えていた。退職後の過ごし方はネットや本にたくさん書かれているし、一緒に退職した同僚の予定や先輩の実際の行動も参考にした。やることが全然ないわけじゃない。90歳で離れて一人暮らしの母を週一で訪問、趣味のそば打ちで仲間との練習会やイベントに参加、地域の自主防災会の役員の引き受け、自宅にくるお客やカミさんがいないときのために料理の勉強と実践、歴史が好きなので歴史博物館の友の会にも入った。先日はツーデーマーチにも参加して18Kも歩いた。それでも時間はありすぎるんだよな。

 

私の世代はリタイア後は悠々自適で旅行や読書を楽しみながら、美味しいものでも食べる生活が理想だった。祖父母や両親がちょっと余裕をもってそういう暮らしをしていたから。でも現実になったら年金が少ない、やることないでコネやシルバーで週3日働いたり、畑仕事を広げて本格的にやったりしている人が私の友人には多いのである。テレビやネットで老後不安をかきたてられるが、幸いPCをみる余裕はある。

 

そこで図書館に行って好きな本をたくさん借りて読んだり、ネットでニュースを検索してみたりした。まだ寿命が10年以上あるとしたらその日暮らしでなく、なにか現役時代にできなかったことにチャレンジしたい。そういえば私はメールを書くのが同僚より得意だった。私のメールは長いので有名だった。女友達からメールにやさしさがあるとほめられたこともあった。

 

それで人には言えないが、小説でも書いてみようかと調べたことはある。歴史小説なら書けそうな気もした。小説家で稼げるようになるとは思えないので自己満足の領域になるが、どこが着地点になるのかさっぱりみえない。自費出版してもお金をかけた割には読んでくれる人がいないのはあきらかである。

 

それでまず文章書く練習をしてみようと思った。昔ならHPだが今はブログなら簡単に始められることがわかった、手探りでいろんなブログを検討した結果、はてなブログは一番私にあっている気がした。何を書いたら読んでもらえるのか、何を書きたいのかと言われるとまだはっきりわからないけれど、書いているうちに書きたいものが見えてくる気がしている。文章の練習なら新聞の天声人語や余禄に書かれているコラム形式のものが書きやすい。

 

ブログを書き始めたら、ほかの人のブログが気になりはじめた。たくさん読むようになった。びっくりしたのは新聞やテレビの情報より私のみたい情報が多く、写真や動画、ブログへのコメントや回答がたくさんあり、リアルタイムで活発に意見交換されていることだった。今までニュースは文章の箇条書きと思っていたが、最近は写真付きが当たり前になっている。

 

ツイッターは若い人がやるもの、フェイスブックはプライバシーが心配、ブログは書くことがないので続かない、そういった今までの考えが古いことがわかった。5年前までは若い人と一緒に仕事をしていたので自分はITには遅れていないつもりだったが、この5年で大きく遅れてしまったことに気が付いた。実はまだスマホももっていない。メールはPCとガラケーで足りるし、写真はデジカメで足りると思っていた。生活に不自由はなかったので、気にしていなかったが・・・。衝撃的だったのは「おじいさんのノート」を読んだときである。一つの孫のツイッターは広告、宣伝費を使えない町工場を救った話だった。

 

もはやブログやツイッターは当たり前の時代になった。私のやるべきことは、はやくスキルを上げてもっと中身の充実したブログを作れるようになることである。チャレンジすべきことは目の前にたくさんあった。さっそくスマホを購入することからはじめたい。