天声手帳

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STAP細胞復活か?

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ドイツの大学で、STAP現象の確認に成功したというビッグニュースが14日早朝、ネットのビジネスジャーナルに掲載された。小保方さんの研究が一部でも正しかったことになる。これが本当なら理研早稲田大学は小保方さんの功績をほおむってしまったことになり、面目丸つぶれである。

 

記事を読んでも難しくてよくわからないが、STAP現象の再現は条件が微妙なため、
成功の確率が低く、小保方さんのやり方では失敗して当たり前という。がん細胞の分野でなら現象が確認されることがあり、ストレスを与えて変化した細胞が多能性(どんな細胞にもなれる能力)を示す反応が確認できたという。ただ変化した細胞がすぐ死んでしまうのでもっと原因を調べて、STAP細胞が生きられるような環境をつくる研究が必要だそうだ。

 

理研では何度やっても再現が認められないので、失敗と結論づけたのだろう。
科学技術の発展段階で、その成功を見極めるのは難しい。何年か、何十年か先にSTAP細胞が確認されたとして、そのとき小保方さんの功績はどう評価されるのだろう。ノーベル賞に値するかはまだ微妙な情勢であるようだ。

biz-journal.jp

 

ノーベル賞といえば、とりそこねた人として有名なのが、脚気の原因がビタミンB1の不足であることを発見した鈴木梅太郎博士である。当時は脚気は栄養不足か伝染病かで議論が真っ二つに分かれていた。海軍では食事を洋食(パンなどの麦)に変えたら脚気がなくなったので、栄養不足の問題と結論づけていたが、陸軍や東大医学部では伝染病説が強かった。

ノーベル賞を逃したのは、推薦のとき、東大の医学部長が鈴木博士のオリザニンでなく、英国人の方を推薦してしまったためという。

http://www.cocoro-skip.com/jinbutsu/60005.html

 

 

今は当時より純粋に科学や実験によって決められているはずなのに、その判断を間違えることがある。私は個人的には、まだ子供っぽいところがあり、論文の書き方も間違えている小保方さんを応援したい。