天声手帳

話題のニュースや身近な事件で感じた事です

医療費の高騰を考える

f:id:yken1122:20160526092241j:plain

朝日新聞の経済気象台欄5・26付に医療費の高騰問題が取り上げられていた。このままでは国家の財政が破綻してしまうほどだという。健康保険の負担割合は69歳まで3割、70~74歳2割、75歳以上1割となっているが、所得が多いと70歳以上でも3割になることがある。

http://kyuki2013.blogspot.jp/2013/11/blog-post_1349.html

 

 

関心があるのは自分の負担額で昔1割負担だったときから3割にあがったときは、ずいぶん高くなったイメージで保険費をたくさん払っているのにと、政府をうらんだのは私だけではあるまい。調べたら1981年から1割、1997年から2割、2003年から3割である。1割で16年、2割は6年で3割になった。今2016年なので3割負担は13年続いているが、そろそろ限界なのか。

new.lify.jp

 

背景に平均寿命が伸びたのと、医療技術の進歩があるようだ。IPS細胞が実用化されて、古くなった器官が新しいものに取り換えられるようになったら、脳が死ぬまで生きられるかもしれない。でもそれが保険でまかなえるようになるには、相当高額な負担になるはずである。保険適用外ならかなりのお金持ちだけが長生きして、一般庶民は恩恵にあずかれないことになる。

 

国家の財政は今でも大幅赤字なので、国民負担を変えないかぎり医療の恩恵にはあずかれないだろう。こうなれば個人に残された手段は自己防衛しかない。健康余命という考え方があるが、できるだけ医者にかからない体を維持するしかない。もう病気になってしまってからでは、対策は遅いのである。


健康なうちに、どうしたら病気にならないようにするかといえば、食事と運動になるだろう。酒、タバコといった体に悪いとわかっていることはやめるに越したことはない。

 

最近、友人がガンでなくなることが多くなった。昔のように暴飲、暴食したとも思えないが若いころの習慣がたたっているのかもしれない。私の時代は酒やタバコがストレスを解消する手段だった。アフター5の酒はコミュニケーションの手段だった。今はストレス解消もコミュニケーションの手段も酒やタバコに頼らない方法がいくらでもある。

 

先日の飲み会は京風料理の薄味の店だった。幹事が全員の体調に気を使ってくれたのである。私はタバコは昔やめた。酒はつきあい程度である。あとは食事と運動に気を使って、健康余命を楽しみたい。