天声手帳

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うつ病の参考になれば

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今週の人気エントリーにルイさんがうつ病の話を書いていたので、参考になればと思い気が付いたことを書きます。私は現役中は企画担当にいたので、うつ病の社員が他の職場からまわってきました。私のいた会社はうつ病の社員は企画担当と決まっていたようです。

 

www.depressionnote.com

企画担当は課長を入れて5名でしたがそのうち2名はうつ病の社員でした。私はその社員にどんな仕事をしてもらったらいいのか何度も面談して話し合いました。

中年男性Aさんは対人恐怖症のような感じで会議に出たり、お客対応したりするのが苦手でした。それでPCなど一人でできる仕事を主にやってもらいました。人と話すのが苦手といっても趣味の釣りの話の時はとても楽しそうによくしゃべりました。私が手打ちそばをあげると、とても喜んでくれました。休職の期間が少しづつ短くなり最後は残業以外OKになりました。うつ病前に結婚はしていて、奥さんとはうまくいっているようでした。

 

若い20代の女性Bさんは、入社したばかりなのに会社を辞めたいと言いました。私は一時的に気分が滅入っているのかなと思い、気晴らしを勧めました。聞けば仲のいい友人も彼氏もいるそうです。友人と買い物したり彼氏とおしゃべりすれば気分が晴れるのではとすすめましたが、その気になれないと言われました。
そのうち会社で自殺騒ぎを何度も起こし、家まで見張りに行ったこともあります。彼女は頭もよく企画の仕事は得意でした。苦情処理などのお客対応が苦手だっただけです。主に初めての新しい仕事をお願いしたら他の担当の社員からも信頼されるようになり、いつの間にかうつ病は治って、転勤もOKになりました。

 

お二人には私が親身になって話を聞いてあげたのがよかったようです。悩みをかかえず、人に話せるだけで、気が楽になったとあとで聞きました。

 

実は私も若い時に会社でいじめに会い、孤立したときにうつ病になりかけました。自分でもおかしいなと思いその時は気分転換に落語を聞きに寄席に通いました。会話に笑いが入ることで気がまぎれ、いじめた相手に言い返すことができるようになりました。一度言い返して相手をやりこめたら、次からはみんな一目おいてくれました。

 

どんな状況でも自分の考えていることを相手に伝えることは重要です。人の考えていることは誰でもそんなに違いません。私の大学時代の友人はいつも自分は変人だからとみんなに言ってましたが、話を聞くとちっとも変人ではなく、それはみんな同じだから変人じゃないよと私は言ってやりました。

 

ルイさんの表題に結婚とか出世とかはあきらめたとありますが、あきらめないで頑張っている人もできないときはできません。うまくできないのはあなただけではないのです。私は出世はしてませんが、結婚は何度かチャンスがありました。たまたまその時が今かなと思ったときに結婚したので、どちらかというとなりゆきです。先のことを考えるより、今をどうしたらもっと楽しめるかと行動していくうちにやりたいことが見えてきます。

 

ブログもとてもいいと思います。わたしよりもっと素敵なアドバイスをしてくれる方がきっといます。がんばらないで、あきらめないで、自然体で行動しましょう。自分が考えているより、周りの人があなたを見ています。