天声手帳

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舛添都知事はもう限界

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3月8日付で産経新聞が舛添都知事の「豪華すぎるパリ・ロンドン出張費」を掲載してから、週刊文春が都庁関係者の内部告発として、「公用車で湯河原通い」を徹底追及した。これに留まらずその後も公私混同は多出したため、舛添知事は記者会見し、第三者の調査を盾に説明を先送りしている。

 

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これに対し新聞やネットは怒り、不満がおさまらない都民の声を代弁してくれる評論家たちの意見をたてつづけに掲載している。最近はなぜ辞任しないかまで解説してくれている。不思議なのは知事を経験している東国原さんや橋本さんが、法的には公私混同しても合法と言っていることである。政治資金法に精通している方が言うのだから、正しいのだろう。だとすれば舛添都知事をやめさせても政治資金法改正しない限り、また同じことがおきる。事実石原元都知事も同じことをしていたとの記事もある。

東国原氏 舛添氏の釈明に「法的にはギリギリだが人間的にはアウト」

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お二人の意見を総合すると、議会の場で政治倫理を追及するなど、世間の常識や人間性に訴えないと辞任に追い込めないそうである。議会は自分たちが選出した都知事なので、石原さんのときに追及しなかったのだから、舛添さんだけ追及するわけにはいかないらしい。そこでFNNニュースは世論調査を持ち出して97%が納得できないと間接的に辞任を要求した。安倍首相が裏から手をまわして辞めさせるという記事もある。

lite-ra.com

www.sankei.com

そのあまりの高飛車な態度に辞めない原因は選挙費用が高いから、今代わるとその次の選挙が東京オリンピック中になるから、と辞めない理由までまことしやかに言われ始めている。

headlines.yahoo.co.jp

 

舛添都知事は「世界一貧しい大統領」と称賛されたムヒカ前ウルグアイ大統領のことを
どう思っているのだろうか。公的立場で権力をもったとき、人はその本質が現れるようだ。人間としてきちんとしているかという子供の頃からの考え方が身についているかが問われるのである。

「世界一貧しい大統領」と呼ばれたムヒカ前大統領の日本人へのメッセージが素晴らしすぎる | BUZZAP!(バザップ!)

 

ある酒場で箸の使い方がちゃんとできない日本人に、そこの居酒屋のおかみは「あなたの母親の恥になるからできるよう努力しなさい」と諭したという。舛添都知事も自分だけが恥をさらしていると思ったら大間違いで、知事を信用していた都議会や東京都の恥を世界にさらしていることになるのである。