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天声手帳

話題のニュースや身近な事件で感じた事です

北海道男児保護

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5月28日に父親に山林の中で置き去りにされて行方不明になった7歳男児が、一週間ぶりの6月3日陸上自衛隊の演習場で発見され、無事保護された。男児は直線で6km、歩けば10km以上と思われる山道を夜歩いて演習場の小屋にたどりつき、水だけで一週間を過ごしたという。

 

headlines.yahoo.co.jp

父親から連絡を受けて地元の警察、消防、自衛隊が捜索している様子は連日ニュースで大きく報道され、最初はえっ、ずいぶんひどい父親だなと思ってみていた人も大掛かりな捜索にすぐみつかるだろうと思っていた。なかなか見つからないので、捜索範囲が広がり、人員が増加されるに従い、もしかして熊に食われたか、どこかの崖下に転落したか、誘拐されたかと見ている人の想像は勝手に膨らんでいったが、どれも生存の可能性が低い想像ばかりで、あきらめムードが漂っていた。(もちろんそういう報道はされないが・・)

 

日本中の人、特に同じ年頃の子供をもつ母親はとても人ごととは思えず毎日ニュースを気にしていたにちがいない。そんなとき無事発見のニュースが行方不明時より大きく報道され、その奇跡的な生還劇にとても驚かされた。私も同じ年頃の孫がいて、聞けば母親は無事生還の報を聞いて涙を流したという。新聞やニュースは生還がどれほど偶然で奇跡的であったかを詳しく報道し、同時に男児の生命力のすばらしさを称賛した。男児のたどったであろう道を体験して、記事にした新聞もある。

http://mainichi.jp/articles/20160605/k00/00m/040/037000c

置き去りにした父親も十分反省して、戻って来た男児を抱きしめたとのことなので、いわゆる虐待の事件とは違うのだなと納得できた。しかし嬉しいニュースになったことは本当によかった。もし悲劇の結果だったら、暗いニュースとして、結果のみ報道されマスコミも一斉に父親非難、ひいては置き去り否定、しつけの仕方まで世の親達の教育に走っただろう。

 

ニュースや報道は結果を伝えるモノであるが、最近はその背景、原因、今後の見通しなどの解説がつくようになった。見ている人は自分に関係あるのもだけ選べる選択権があるが、関係なくても解説を聞いて共感できるものであれば興味を引くようになる。今回の事件は見ている人が自分のことのように、親の気持ちになったので、テレビや新聞も
毎日大きく報道したのだ。

matome.naver.jp

私もいなくなった自分の孫が帰ってきたような気がして、ホット胸をなでおろしたものである。もうこんな事件が二度と起こらないよう、世の親たちの教訓になってくれることを願ってやまない。