天声手帳

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ならはマミーすいとんを作ってみた

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家の近くのJRの駅に福島県のポスターがあり、各地域のおいしいものが写真つきで紹介されていた。その中で楢葉町のマミーすいとんが一番おいしそうだったので、自宅で作ってみた。

 

blogs.yahoo.co.jp

 

つくるとなるとレシピが欲しくなり、ネットで探したがちゃんとしたものはない。出汁のとり方と材料を調べて、あとは見よう見まねで挑戦した。材料は大根、ネギ、ゴボウ、人参、タマネギに鶏肉を使用。ダンゴは強力粉と中力粉を半分づつまぜた。出汁は昆布がないので万能のアゴダシと醤油。

 

材料はよく洗って一口大に切っておく。サラダ油をひいたフライパンで材料を炒め、最後に鶏肉を入れる。鍋にアゴダシ粉末を小さじ1入れて、沸騰したら炒めた材料を入れて煮込む。根菜が柔らかくなったら、ちぎって薄くしておいたダンゴも入れて、弱火で10分。最後に醤油で味付けして完成である。

 

出来上がってすぐ一杯いただいた。すごくうまい。程よく油がでていて、出汁がとてもきいている。すいとんは昔食べたなつかしい味だが、今食べてもこんなにおいしいものとは知らなかった。

 

楢葉町では昔からある味だが1992年に開催した「すいとん創作料理コンテスト」でグランプリをとったすいとんを、「ならはすいとん研究会」で地元の味としてイベント等で広めたそうである。サッカー日本代表がJビレッジで合宿したとき、トルシエ監督がフランスのおばあちゃんの味に似ていると言って、「マミーすいとん」と名付けた。東京で食べられるかなと思って探したが、平成26年9月に「日本橋ふくしま館MIDETTE」で特別販売したとあるので、今は食べられないようだ。

マミーすいとん

 

福島では東日本大震災の後遺症である原発放射能対策がまだ復興の道半ばである。ポスターでの観光案内、JR常磐線の全面復旧、放射能土壌の最終処理問題等課題はまだ山積しているが、熊本だけでなくこちらの復旧対策にも国がもっと力を入れてほしい。