天声手帳

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真夏のそばフェスで一杯

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代々木公園で初めて開催されたそばフェスに行ってみた。友人から突然電話がきて、お誘いを受けたのである。その友人との仲間は麺好きが多いので通称「イケ麺会」と名付けている。

 

event-checker.blog.so-net.ne.jp

 

全国で行われる「そば祭り」は通常新そばの採れる時期に開催されるので、10月から11月に集中している。この時期にそばの祭典はめずらしい。今回は初開催で、日本各地のお酒も楽しめるそうである。友人は飲める口なので、お酒がメインかもしれないが、私は飲めない性質(たち)なのでそばに興味をひかれた。
さすがに陽の高いうちは暑すぎると思って、16時原宿集合にした。

 

駅からちょっと歩くと早速いつものテント風景があった。そばの方へ行く前に、そば道具のお店があったので、以前から買いたいと思っていた駒板と延し棒のワックス(蜜蝋)を購入した。そばは一杯700円とちょっと高めだが、場所が代々木公園なので仕方ないか。入口でチケットを2枚購入して、どのそばをいただくか友人と下見を始めた。江戸のきざみ鴨せいろや、日光尚仁沢そば、会津高遠そば、越前そばなどにも引かれたが、結局福島の山都そばと新潟の韃靼そばにした。

 

途中鹿沼ニラそばのお店でそば打ち仲間の知り合いに出会ったのはビックリした。そばの行事はたいてい事前にそば打ちグループ内で話題になるが、今回のイベントは知らなかったからである。お互いここに来たことは内緒と言って別れた。

山都そばの山都の方は売り切れだったので、そばつゆが違うだけの普通の会津そばを食べた。腰があって、いなかそばの味がよく出ていた。友人は早速1杯300円の日本酒をチビチビやりながらうまいと言って、そばをつまんでいる。私は飲まないのも付き合いが悪いので、生ビールを買ってきていただいた。
暑かったのでビールはピッタリである。友人もお代わりはビールだった。

 

韃靼そばのお店では寺西女流名人がデモ打ちをやっていたので早速見学した。先生が質問ありますかと言ってくれたので、キリが上手にできない、手元で切れてしまうと話したらリズム良く押し切りすれば大丈夫と教えてくれた。ニコニコしながら楽しそうにそばを打つやさしい先生である。私にとっては雲の上の人なので、話ができただけでもうれしかった。

www.kanda-zatsugaku.com

 


あまりみているとそばが延びてしまうので、早々にきりあげて黄色くてちょっと苦めの韃靼そばをいただいた。蕎麦湯にルチンが多く含まれて栄養価が高いので、食べてから蕎麦湯も飲んだ。

急に出かけることなったそばフェスだが、楽しい一日を過ごすことが出来、誘ってくれた友人に感謝である。