歴史に残る全英オープン
今年の全英オープンゴルフはスエーデンのH・ステンソンと米国のサウスポーP・ミケルソンの世界最高レベルの激闘があり、深夜の決着までテレビを見てしまった。二人の戦いは3位以下の選手とは10打以上の差があり、まさにマッチレースだった。
勝ったのはステンソンだったが、ミケルソンがいなければ早々勝利が確定してしまい、つまらないトーナメントだった。負けたとはいえ、ミケルソンもボギーなしの6アンダー65で最高の技術をみせてくれた。
二人の戦いぶりは、まさに歴史に残ると言っても過言ではない。
なにしろあの難しいコースで、ドライバーはフェアウェイ、2打目はピンそばのバーディーチャンス、長いパットもズバズバ入れてバーディーラッシュである。まさにこれが世界の一流プロの技術だった。日本の選手は数ホールならそういうこともあるが、全ホールにその緊張感を続けることはできない。
リオのオリンピックに出場予定の池田選手でさえ、通算13オーバーである。優勝のステンソンは20アンダーなんだから。
ステンソンが勝ったのは積極的に攻めたところだ。ボギーもあるが、長いパットが入ることも多かった。通常ではミケルソンには勝てないとの思いが積極性を生んだのだろう。見るだけで、こんなに迫力のあるゴルフは本当に久しぶりである。
私自身はここ数年ゴルフはやっていない。もう見るだけで十分である。蕎麦打ちなど他の趣味だけで、ゴルフにかける時間とお金がないので、自分でやるのは興味がなくなった。グリーンで10mの距離があると、なかなか1パット圏内に寄らないので才能がないのは自分でもよくわかる。
でも世界には思い通りにボールを運べる選手がいる。入らなくてもプロはほとんど1m以下につける。
見るだけの趣味があってもいいのではないか。みたいテレビ番組などほとんどないので、たまにこういうのがあればテレビをみているだけで楽しい気分になれるのだから。