天声手帳

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森永ハイチュウがUSAで売れている

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ハイチュウは1975年発売以来、駅の売店やコンビニに置いているおなじみの菓子だ。ガムみたいにかめるのに自然に溶けて飲み込める。これは日本独自で開発した商品で、いままで外国では馴染みのなかった商品である。日本からの米国への売り込みも、最初は「オレオ」「キットカット」に押され、と同じ棚には置いてもらえなかった。それが大リーグ球団レッドソックス所属の日本人投手がブルペンに差し入れしたことから、あっという間に球団内に広がり、今では「ウォルマート・ストアーズ」の菓子棚にも置くようになった。

 

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米国のハイチュウは米国人が好きなチェリー味、ヒスパニック系のマンゴー味など10種類である。150種類以上ある日本とは戦略が違う。森永は13年ノースカロライナ州に専用工場を建てた。「メイド・イン・USA」の開始である。レッドソックスだけでなく、米プロバスケットボール協会NBAのニックスの公式スポンサーになっている。試合の途中には中央の巨大スクリーンに「HI-CHEW」の商品とロゴが大写しになる。

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今では米スポーツメディアが「大リーグでハイチュウの中毒者続出」などと伝え、米国でも知らない人はいないくらい有名になった。大リーグとNBAの効果は抜群である。菓子の米国市場は日本の5倍である。日本で独自に発達したガラバゴス商品が米国でも売れるのは、日本人にも嬉しい。将来は中南米にも進出予定だそうだ。

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ハイチュウは私も好きな菓子である。以前は会社の近くのコンビニでよく買い求めた。買いに行くたびに違う味の商品が置いてあるので、つい新しい味の方を買ってしまう。かみ心地がやわらかいのも、食べやすい。そのまま見込めるので、ガムのように捨てる場所に困ることもない。日本人好みの菓子と思っていたが、海外でも受けるとは。

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日本食が海外でブームになるように、日本の菓子類も世界に認められる日が来るかもしれない。