天声手帳

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旧態依然のハローワークにダメ出し

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会社の退職説明会のときに、離職票が自宅に届いたらハローワークに行くように言われた。説明では私の場合、65歳を過ぎているので失業保険は出ないが一時金の支給があるというのである。

 

 4月末に離職票が届いたので、早速地元に近い職安に出かけたら、そこは仕事の紹介のみで失業保険関係は春日部事務所と言われた。車で30分はかかるが、駅から遠いので車ででかけた。

ナビで職安の場所はわかったが、駐車場がない。おかしいと思って隣の○○温泉と書いてある駐車場に止めて、周りを探してみた。ウイークデーなのにこんなに温泉に来る人がいるのかと思ったら、職安側に小さい字で、職安臨時駐車場の表示があった。温泉の客ではなくそこが職安の駐車場だった。
頼むから初めての人でもわかるように、大きくハローワーク駐車場の表示をしておいてくれ。

 

入口で総合案内に用紙を渡され全部記入するよう言われた。住所や名前は当然と思い、すぐ書いたが希望の職種を書く欄があったので、自分は求職ではなく一時金をもらいに来ただけと何度も言ったら、やっととりあえず2Fの1番ポストに用紙を入れて待つことになった。

せまい2Fのスペースは人でごった返していて、座る場所もない。15分ぐらいでやっと椅子にすわれた。相談を受けている人と相談員の声が大きいので内容がまる聞こえである。相談者は初めてらしくマニュアルを一から説明している。その人だけで1時間くらいかかった。
基本的な内容はモニタでの紹介やPCでの検索で見られるようにできないものか。
また知り合いはいないと言っても、相談者のプライバシーを守れるような場所で小声で話す内容ではないか。

 

しばらく待ったが後から来た人が私より先に相談を受けているらしく、なかなか番がこない。90分も待たされて、自分は5分で終わった。ポストに入れた書類を人手で出しているので順番を間違えたのだろうと思ったが、こんなに待たせるなら銀行や薬局のように順番にカードを渡して、あと何番目かの表示をしてもらえばこんなにいらいらしなくて済むのに。

 

そして最後にもう一度総合案内に戻ったら、どうしても希望する職種を書けといわれた。書かないと機械がとおらないというのである。ここの機械は就職を希望しない人は来ないと、最初から決めつけて作ってあるのだ。

 

私はわずかな一時金をもらうだけだが、本気で職を探している方がほとんどのはず。そんな方たちは不満があっても文句も言えず、相談員の言うことに従うだけなのか。外国人もたくさんいた。言葉がわからず半分しか理解できないようだ。


職安の対応とサービスだけは、昭和のままである。お役所仕事と一言ですませる問題ではないだろう。