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天声手帳

話題のニュースや身近な事件で感じた事です

舛添都知事の誤算

社会

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やっと辞任することになった舛添知事、今回の騒動はわかりやすかったのと、マスコミの詳報のおかげで、一般庶民まで都知事の生活ぶりや考え方が手にとるように理解できた。今はその後の総括や反省、次の都知事選に向けての動向に焦点が移っている。

 

zasshi.news.yahoo.co.jp

 

終わってから辞任までしなくてもとの意見も、ホリエモン厚切りジェイソンから出ている。与党の自民党が次の参議院選挙との関連で、一番複雑だったかもしれない。では舛添さんはどこから引き返せば首がつながったのか、本人が間違えたと気づいたのはどの時点だったのだろうか。

 

最初の豪勢すぎる海外視察、これはハデすぎるとの意見はあっても、舛添さんは反省の色をみせず、トップの視察だから当然と開き直った。次の湯河原通いは片側が都庁ならOKとルールに書いてあるのでルール通りと説明した。ホテルの宿泊や美術品の購入は政治目的とすれば政治資金法の違反にならないと抗弁した。

 

最初の海外視察のときには次回からもうちょっと控えめにします、と答えておけばなんでもなかった。湯河原通いは年に数回なら問題はなかったので、部下に注意されたときに自宅まで公用車、自宅からは自家用車に切り替えれば良かった。別荘の湯舟は広くて足が伸ばせるというのは公用車を使う理由になっていない。ホテルや美術品も第三者から違法ではないが、不適切と指摘された。

zasshi.news.yahoo.co.jp

 

舛添知事は理屈が通れば、自分の主張は誰にも負けないという自負をもっている。評論家時代の評判が自信をつけさせたのだろう。間違えたのはそれは世間で通らないという感覚がなかったこと、あっても自分は都知事だから庶民と違うという甘えがあったことである。議会での答弁も本当のことを言わないと指摘され、不信任案を出されることになった。通常不信任案は与党に否決されるので、自民公明に同調の動きが出るとの予想ができなかった。仲間意識があればもっと早く与党と相談しておくべきだった。

 

辞任の前には安倍首相から辞任を促す電話があったとの話も出ている。権威をふりかざす人にはもっと上の権威からなら言うことを聞くというわけか。今やめれば次があるからと説得したと言われているが本当だろうか。

自民党の幹部から与党の自分たちに野党からでた不信任案に賛成させるのかと言われて、やっと気づいて辞任した形になっている。最後のリオまで延命のお涙頂戴はもう喜劇である。

 

今回の舛添騒動を一番注目してみていたのは誰か。それは公用車を使ったり海外視察ができる、国会議員や会社の社長、重役達だろう。一昔前なら当たり前にみんなやっていたことだから。今は間違っていることが誰かの目に留まればそれはツイッターで広まってしまう。自分の持っている常識が世間に通用しないことを、身がすくむ思いで見ていた人たちだったのではないか。

 

なにはともあれ一連の騒動は日本的に決着、次の都知事選、50億円という代償を払うことになったのだから、もうこんな騒動がくりかえされないことを切に願いたい。