天声手帳

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「災害について考える集い」で発表

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大宮のソニックシティホールで実施された「災害について考える集い」に参加し、地元自主防災会の取組みについて発表した。今年、県知事表彰を受けたので表彰チームとしての参加である。発表は災害についての二つの講演に続いて、第3部実践報告として、福島県復興支援員の発表に続いて行われた。

 

当日は12時までに現地入りして、県の社会福祉協議会の方から説明を聞き、一緒にお弁当を食べながら、発表の内容について意見交換した。うちの自主防災会からは会長と私の2名が参加しているが、福島復興支援員の方と新潟ボランティアネットワークの方は一人で講演である。資料作成の事前準備から大変だった思う。復興支援員とは福島の避難地域から埼玉県の各地に来られている方々を訪問して、生活支援などのお手伝いを
されている方である。対象となる方は今も1500世帯4500人もいると聞いてびっくりした。

www.fukushi-saitama.or.jp

 

自分たちの番が来るまで、二人の災害の講演はベテランと思われる方の話を聞いた。最初は東日本大震災から5年の、三陸鉄道復旧状況の報告である。鉄道の復旧はもちろんだが、その後の乗客確保の工夫の苦労が偲ばれた。
次の新潟の方は熊本地震など最近の災害の各地で支援を実施している経験豊富な方で、被災された方の安全は目に見える形で支援できるが、心の安心まで踏み込むのが難しいと現場の声を生々しく伝えていた。

 

自分たちの番で壇上に上がると、まぶしいライトで客席が見えにくいが、同じ街の顔なじみの方が何人か応援で聞きにきてくれたのが見えた。思わずニッコリの場面で、少し落ち着くことができた。私はPCの担当である。最初の復興支援員の方はPCの操作と説明がうまく合わず苦労されていたので、失敗しないようにと緊張を高めてのぞんだ。

 

事前にパワポの資料と説明内容の用紙をもらっていたので、資料の順番に赤丸をつけておいた。持ち時間は20分であるが早く終わりそうだったので、アドリブで時間を延ばし、うまく時間内におさまった。最後に新潟のコンサルの方からの質問に答えて全員が回答とのことで、私も避難場所訓練の取組みのことを話した。

 

福祉協議会の方から、各地の自主防災会の方がたくさん見えているので、これからもお呼びがかかるかもと言われた。すでに隣町の自主防災会でこの話が出ているとの噂も聞いている。

関東では30年以内に70%の確率で大地震が来ると予想されている。防災についての備えは、今からできることを全部やっておくよう心掛けていきたい。