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天声手帳

話題のニュースや身近な事件で感じた事です

ニラと水仙を間違えた

ニラと水仙を間違えた野菜直売所があったという。

生産者がニラの近くに水仙を植えていたため間違えて陳列してしまったものだ。生産者も直売所の係員もよく似ているため、気がつかなかったという。だが水仙には毒があり、購入した人がニラと思って調理して食べたら吐き気、頭痛を訴えた。幸い軽症だったが野菜直売所は地元の保健福祉センターから選別の徹底を指示された。

 

翌日、同じような話が築地市場で起こった。毒魚のバラハタと高級魚のスジアラを間違えたのだ。こちらは都の検査職員が発見、似ているので持ち帰り検査したが販売したのは毒魚に間違いなかった。すでに販売済みだったので、マスコミを通じて購入した方を探している。

 

先日、皇居にお花見に行ったときに、厳しい手荷物検査があった。そんなに怪しいものは持っていなかったので、どうどうと手提げ袋の中を「検査おねがいします」と言ってみてもらった。中にお茶のペットボトルがあった。一目でお茶とわかるが、検査員に「一口飲んでみて」と言われた。確かに見た目では判断できない液体爆弾かもしれないと、飲んで見せた。

 

「見たと嘗めたは大違い」ということわざがあるが、我々消費者はお店の売り物を嘗めて買うわけにはいかない。野菜の生産者も築地市場の仲買人もプロである。購入する消費者に迷惑をかけていいはずがない。今回は両方とも命にかかわる問題ではなかったので、ことなきを得たが、これが二輪草とトリカブトを間違えたらとりかえしがつかなくなる。

 

食べ物は直接人の口に入るものなので、消費者が見た目で安心して

購入できる社会になるよう、専門家の方にも細心の注意をおねがいしたい。