天声手帳

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資格は足の裏のご飯粒

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資格は膏薬と同じ、つけてもすぐはがれる。資格は足裏のご飯粒、とらないと気になるけど、とってもくえない。昨今の資格ブームで誰しもがとりたがる資格だが、とってもそれほどご利益はないらしい。とるのも大変だが、とったあとそれ以上に努力しないと意味はないといういましめかもしれない。

 

会社員のときは仕事に関係する資格をとると、一定の補助金があった。組織で必要な資格は、会社のお金で研修を受けさせられた。現役時代のある時期から資格、資格と追い回されたことは事実である。さて、リタイア後もその資格を生かしている人はほんのわずかである。

 

私の先輩のYさんは中小企業診断士に見事合格して、60歳の定年のときに会社を辞めて、コンサルタントになった。その後先輩は、同じ診断士仲間から仕事をもらい、最初は細々とコンサルをはじめたが、○○区に正式に採用されてからは、ほんとに生き生きと仕事をしていた。ときどき飲むと、給料は少ないけど、こずかいには十分だ、ボランティアもいいけどやっぱり収入になったほうがうれしいといつも自慢げに話した。


今日は地元で寿司屋を開業したい人が来たとか、プリントTシャツのお店を出す相談に乗ったなど、おもしろそうな話をいくつもしてくれた。海外にも出かけ、東南アジアで診断士を育成しているという。

 

私は冗談に「竿竹屋はなぜつぶれないか」みたいな本を書いてくれ、私が文章を素人向けにして、推薦のコメントを書くから売れたら私も共著にしてくれみたいに言って困らせている。

 

私の今の資格チャレンジは素人そば打ち3段である。もう2段まで持っているので、友人、知人にそばをふるまうには十分と思っているが、蕎麦打ち仲間に熱心な方が多く、月2回の研鑽日(練習日のこと)には1日で2回も3回も打つときがある。この5月には福井で合宿、受験は山形の寒河江まで行く。

 

友人に言うとすぐそばや開業ですかと言われるので、素人の段位なのでそばやとは関係なくあくまで趣味の世界といつも説明しなければならないのが、最近はちょっとめんどうになってきた。

 

先日、健康管理士の通信教育もはじめることにしたので、いまはチャレンジが二つになった。どちらも食える資格ではないが、とっても自慢せずに老後を楽しめるツールになればいいと思っている。